UNICALE動作のためのXAMPP Portable版の設定です。
検証環境
- XAMPP Version 8.2.12 Portable、Windows版
- UNICALE Ver. 3.62
XAMPPのインストール
XAMPP Portableをダウンロード
OS、バージョン毎にフォルダが分かれているので自分の環境に合うPortable版をダウンロード
XAMPP – Browse Files at SourceForge.net
例: Windows版、Version8.2.12のPortable版https://sourceforge.net/projects/xampp/files/XAMPP%20Windows/8.2.12/xampp-portable-windows-x64-8.2.12-0-VS16.zip/download
zipファイルを解凍したフォルダをUSBメモリの直下に置く。例: f:\XAMPP
設定ファイル変更
XAMPPフォルダ内のphp/php,iniを編集
959行目あたりの「;extension=sqlite3」をコメントアウト
修正前
;extension=sqlite3
となっているところ、コメントを外す。
修正後
extension=sqlite3
保存してphp.iniを閉じる。
設定の一括変更
setup_xampp.batをダブルクリックして実行する。
数分待って
##### Have fun with ApacheFriends XAMPP! #####
Press any key to continue . . .
と表示されたら完了。各ファイル中のパスが現在のXAMPPのパスに置き換えられる。
これはパスの一括変更なので、ドライブ名が変わったりしたら都度実行の必要がある。
UNICALEファイルの配置
UNICALEコンテンツファイルの配備
UNICALE 3.62以上をダウンロードし、解凍した後、解凍したフォルダをunicale等に名称変更します。
xampp/htdocs
の中に、UNICALEのファイルをフォルダ(例:unicale)ごと入れます。
XAMPPの起動
xampp-control.exeをダブルクリック。
起動したコントロールパネルでApacheのみ「Start」で起動。
Apacheの再起動
XAMPPコントロールパネルからApacheを再起動します。
Apacheの行の「STOP」を押した後、「START」ボタンを押して、再起動してください。
標準環境であれば、Webブラウザで
http://localhost/unicale/
にアクセスするとインストール画面が表示されます。
これでUNICALEがXAMPP環境で動きます。
諸設定
keiji.txtファイル追加
XAMPP環境では、dataフォルダの中にkeiji.txtを手動で追加してください。空のファイルで構いません。
UNICALEのダウンロードファイル中には、上書き防止のため、keiji.txtは同梱していません。
警告表示の解消
UNICALEの設定変更機能でメンバーなどを更新した際に
Warning: PHP Request Startup: Input variables exceeded 1000. To increase the limit change max_input_vars in php.ini. in Unknown on line 0
の様なエラーが出る場合は、php.iniを開いて424行目付近の「;max_input_vars = 1000」をコメントアウトし、数値を10000等に変更し、Apacheを再起動してください。
謝辞
本検証はユーザーの方からの質問をきっかけに行いました。ありがとうございます。